【パワポのデザイン】霞ヶ関パワポの「クールジャパン」が「クールジャナイ」から”リデザイン”してみた。

霞ヶ関パワポのリデザイン

こんにちは、いけあつです!

先日、こんな記事をみつけました。

内閣府はクールジャパンで何をしようとしているのか。知的財産戦略推進事務局による2018年6月12日の資料「知的財産戦略ビジョン」が酷すぎるので紹介したい。

何が言いたいのか非常に難解で意味不明。

ネットギークさんの記事「クールジャパンの資料がぐちゃぐちゃの意味不明で狂うジャパン」より引用

こちらがひどすぎると酷評されている資料の1ページ。

霞ヶ関パワポ「知的財産戦略ビジョン」の1ページ

たしかに、ぱっと見わかりにくい資料かもしれません、、、。

せっかく時間をかけて考えた内容が資料の見た目だけで、わるい印象になってしまっている気がします。

ということで、もう少し伝わりやすくなるようにリデザインしてみました!

霞ヶ関パワポ「クールジャパンの再生産」のリデザイン

(※オリジナルの情報量は変えずに、いけあつの解釈で見せ方を再構築したものです。内閣府の意図と異なる場合がありますので、その点はご了承ください)

この記事では、伝わりやすくなるようにリデザインした際に「意識したポイント」を紹介してみます!

パワポをデザインする上で大切なのは「伝えたいこと」の明確化

「なにを伝えたいのか」が見えない。

オリジナルの資料が分かりにくい原因のひとつだと思いました。

まず、この資料は「クールジャパンの再生産」という「ビジョン実現のためのシステム例」の説明のようです。

もっとシンプルに言うと「仕組みの説明資料」です。

なので、一目見たときに「なにかの仕組みの説明かな?」と認識できるとよいと思います。

樹形図の構造なのか?ピラミッド構造なのか?フローチャートなのか?などなど、、、

「クールジャパンの再生産」はどうやらぐるぐる循環するタイプの仕組みらしいので、ドーナツ型のフローチャートを使って表現してみました。

パワポをデザインする前に「情報の重みづけ」を整理しておく

つぎに「情報の重みづけ」が適切に行われていない点も分かりにくい原因のひとつだと思います。

そこで、適切な重みづけをするために「情報の幹枝葉」を整理してみました。

つぎの5つが仕組みの大枠、幹のぶぶんです。

  1. クールジャパンの再生産はビジョン実現のためのシステム例
  2. 構成する要素は「需要、供給、発信、展開」の4つ
  3. この4つがぐるぐる循環することで「付加価値向上・経済成長」する
  4. 需要と供給のあいだには「多様性の受容」というフィルターがある
  5. 需要と供給には共通の「基盤」がある

ここに、枝葉となるような詳細の情報がくっついている構造です。おそらく。

なので、上の5つの幹の情報は大きく目立つように、枝葉となるような詳細の情報は小さくして「情報の重みづけ」をしてみました。

パワポのデザインでは色づかいを統一する

オリジナルの資料では「赤、青、黄色、オレンジ、茶色、白、黒、、、など」たくさんの色が使われています。

色数が多いとそれだけで情報が複雑に見えてしまいます。。。

そこで、使う色を「白黒灰色と赤」に統一して要素を減らしてみました。

また、色数を減らすことで「色がついている場所 = 目立たせたいところ・重要な部分」という意図が伝わりやすくなります。

文字の量が多い・情報量が多い資料を整理するときには効果的です。

色づかいについて、こちらの記事でデザインTipsをまとめています。合わせてご活用ください!

パワポのデザインでは「言葉と図の意味」を一致させる

オリジナルの資料では「国・地域、所得、宗教」という言葉に「人の図」がくっついてたり。

「日本の魅力」に謎の「価値ボールの図」がくっついてたり。

言葉と図の意味がいまいち一致していないような気がします。

これも資料が分かりにくくなる原因のひとつです。

たとえば、「国・地域」には「地球の図」、「所得」には「お金の図」なんかをつけてあげると、意図が伝わりやすくなると思います。

ただ、読み手側の文化や経験などによって言葉と図の意味が変わってくるので、一概に「これとこれのセットが正解!」というわけでもないです。

難しいところですが、、、
なので、自分でパッと見て「うん。違和感ないな!」くらいの感覚で図をつけてあげるとよいと思います。

パワポのデザインの中で「手前と奥の関係」を考える

平面のグラフィックデザインにおいて手前と奥を考える

少し専門的な話になってきますが、画面の中で各要素が「手前にあるのか?奥にあるのか?」を整理してあげると、資料はより見やすくなってきます。

オリジナルの資料では、全ての要素が同じ平面の上に乗っていて情報が大渋滞しています。

そこで、各要素の色の明るさ暗さをつかって手前と奥の位置関係を調整してみました。

パワポのデザインは少しの意識で伝わりやすくなる!

ここまで読んでいただきありがとうございます!

伝わりやすくなるようにリデザインした際に「意識したポイント」をいくつか紹介してみました。

これらは情報量の多い資料をデザインするときに僕が意識するポイントです。

ほかにも色々意識する部分はあるのですが、挙げるとキリがないので、なかでも影響が大きいなあ。と思うところに絞ってみました。

見せ方が原因で、せっかく考えたこと伝わらないと損ですよね。

ぜひ、みなさんも資料づくりをしてて「なんか分かりにくいなー」と感じるときには、今回紹介したポイントを意識してみてください!